シャツのボタンが怖い私の話
今まで着てきた服のテイストは年齢によって異なっていましたし、趣味も徐々に変化してきました。
でも振り返ってみれば好みの根本は幼い頃から変わっていないように感じます。
それは苦手なものも同じで、私の場合は『ボタン』でした。
シャツについてるあのボタンです。
幼い頃から『ボタンが怖い』と感じていました。
何故かシャツを着てボタンを留めると首を絞められているように感じるのです。
後ろポケットにボタンのあるパンツを履いた時、堅い椅子に座って「かつん」となるとぞわりとします。
中学や高校はセーラー服だったおかげで『ボタンが怖い』と感じる回数は多くありませんでした。
社会人になってからは、幸い緩めのカジュアルが許されていた職場だったので、Tシャツにパーカーという学生のような恰好で毎日過ごしていました。
その後務めた職場はデニム禁止でしたが、きれいめカットソーとタイトスカートで済ませていました。
この頃にはカーディガンもボタンのないボレロ状のものが流行ったりして、私でも着られるオフィスカジュアルが増えて非常に有難い限りです。
パジャマももちろんスウェットオンリー。甚平のような紐で留めるタイプが好きです。
元々着物が好きなので今くらいの涼しい時期は浴衣を寝巻にしています。
デザインとしてボタンが素敵なアクセントになることは頭では理解していますし、お店で見るシャツをいいなと思うことはあります。
それでも実際ボタンを目の前にするとやっぱり『怖い』し、触りたくない。
実はスーツやベストのようなかっちりめの恰好も好きなのでボタン嫌いさえなければなあ…と思うことは多いです。
襟のあるものを着たいと思っても、ボタンがあると思うと着るのが怖い。
それでも幾度か試しはしていて、この秋の衣替えでも要再検討のものがありました。
冒頭の写真のスキッパーシャツです。
襟があるけどボタンがないシャツってこういう名前なんですね。
これならと思ったのですが袖口にボタンが…!
買ったはいいものの袖口が気になってしまいやはりあまり袖を通せず1シーズンが過ぎてしまいました。
手放すかどうしようかと悩んだ結果、袖のボタンを取ってみることに。
これでも着なければこのシャツは合わなかったと納得できるでしょう。
重ね着に使えると思うので、この秋(出来れば冬も)のワードローブに入れてしまいたいと思います。
ボタンが怖いことに対しての直接的な解決はまだ出来ないけど(ボタン恐怖症だと思われますが原因がわかりません…)、自分の着たいものを着られるように工夫をしていけばいいかな…と今は考えています。